改訂新版 世界大百科事典 「エディプスコンプレクス」の意味・わかりやすい解説
エディプス・コンプレクス
Oedipus complex
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…すなわち,S.フロイトは神経症の根底に人類に普遍的な生物学的条件が存在すると考えたが,ホーナイらは,神経症は患者の生きている〈特定の文化のもつ諸条件〉によって引き起こされると主張する。また,フロイトによればエディプス・コンプレクスは人類に共通の無意識的観念複合体であるが,この派の人たちは,比較人類学的研究を通して,これが父権社会の家族成員の間に限って認められるコンプレクスにすぎないことを主張した。また,女性心理の根底をなすとされる去勢コンプレクスとペニス羨望についても,男性優位の社会の心理的産物にすぎないという批判を加えた。…
…体質的要因(フロイトは,先天的に口唇愛,肛門愛の強い者の存在を考えていた)を別とすれば,これらの各期を過度の欲求不満も過度の欲求満足も経験することなく通過することが人格の健康な発達の条件とみられる。 ところで男根期phallic stage(phase)は,フロイトが強調したエディプス・コンプレクスを形成する時期(3~6歳)だが,親子の三者関係の中に愛憎を伴う心的抗争が恒常的にみられるというエディプス・コンプレクスの提唱は,超自我形成論と並んで,今日隆盛な対人関係論,対象関係論object relations theoryの萌芽を示したものといえる。5歳以降に生じる潜伏期latency periodによって幼児性欲の発現と性器性欲の発現との間に休止期が置かれる(性愛発達の二相性)。…
※「エディプスコンプレクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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