オケアニデス(英語表記)Okeanides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オケアニデス」の意味・わかりやすい解説

オケアニデス
Okeanides

 
 3000  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオケアニデスの言及

【オケアノス】より


()()Tēthys30003000Ōkeanides 

【川】より

…【吉川 忠夫】 古代ギリシア人は,オケアノスという巨大な川が円盤の形をした大地の果てを環のように取り巻いており,世界中の川や泉の水はすべてそこから流れてくると信じていた。その数が3000といわれる地上の川はすべて,男神でもあるオケアノスが妹の水の女神テテュスTēthysを妻にめとって生ませた息子たちで,オケアニデスŌkeanidesと呼ばれるこれも3000人の水の精たちは,その姉妹とされていた。豊饒の源である反面で好色でもあり,自在な変身の能力をもつと見なされていた河神たちの性質は,その長兄ともいわれるアケロオスAchelōosに関する神話に特によく表れている。…

【ニンフ】より

…(6)レイモニアデスLeimōniades 牧場のニンフ。このほか,アケロオス川のニンフのアケロイデスAchelōides,ニュサ山(ディオニュソスの生まれた山)のニンフのニュシアデスNysiadesなどのように,特定の場所,町,国のニンフが多数伝えられており,またオケアノス〈大洋〉の娘たちオケアニデスŌkeanides,海神ネレウスの娘たちネレイデスNērēidesもニンフのうちに数えられることがある。【水谷 智洋】。…

※「オケアニデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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