カイガラムシ(読み)かいがらむし(英語表記)scales

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイガラムシ」の意味・わかりやすい解説

カイガラムシ
かいがらむし / 介殻虫
scales


()Coccoidea1500()Sternorrhyncha()()1211

 

形態・生態


退()退2退()

 

完全変態をする雄


()()23

 

特異な生活史


()12()綿

 ()

 

天敵による防除




 ()

 

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「カイガラムシ」の意味・わかりやすい解説

カイガラムシ (介殻虫)
scale insect


Coccoidea60007000400綿

 3退1

 Icerya purchasiComstockaspis perniciosa

 Laccifer lacca

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カイガラムシ」の意味・わかりやすい解説

カイガラムシ
Coccoidea; scale insect

 
11宿1025 Ceroplastes rubens () 34mm4 1mm Icerya purchasi ()  5mm 3mm 1910 Planococcus citri () 34mm17 ( ,  )    

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「カイガラムシ」の意味・わかりやすい解説

カイガラムシ

半翅(はんし)目ワタフキカイガラムシ科および近縁の数科に属する昆虫の総称。多くの種類があり,若齢の幼虫はよく歩き回るが,やがて植物,特に樹木の葉,枝,幹などに固着し,その汁を吸う。成長するにつれて,体から蝋物質を分泌。普通雄だけが翅のある親虫として飛びたち,固着したままの雌と交尾する。多くは群生するので,果樹,チャ,クワ,庭木などに大害を与える。農薬に強く,天敵による防除が最も有効な昆虫の一つである。イボタロウカタカイガラムシコチニールカイガラムシラックカイガラムシなど益虫として知られる種も多い。
→関連項目石灰硫黄合剤

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のカイガラムシの言及

【マルカイガラムシ】より

…半翅目マルカイガラムシ科Diaspididaeの昆虫の総称。大きなグループで,カイガラムシ類の大半を占め,日本から200種以上が知られている。微小な種が多く,一般に体長1~2mmくらい。キチン化した脱皮殻と虫体からの分泌物で鱗片状の虫体被覆物,いわゆる介殻(かいがら)を形成し,植物に固着して寄生生活を営む。円形の介殻を形成する種を代表して名づけられたが,介殻の形状は細長いもの,カキ殻状のものなどさまざまである。…

【こうやく病】より


Septobasidium

※「カイガラムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android