カタコンベ(英語表記)catacombae[ラテン]

デジタル大辞泉 「カタコンベ」の意味・読み・例文・類語

カタコンベ(〈フランス〉catacombes)

カタコンブ

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精選版 日本国語大辞典 「カタコンベ」の意味・読み・例文・類語

カタコンベ

 

(一)   ( [] catacombe catacomba  ) 
 

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改訂新版 世界大百科事典 「カタコンベ」の意味・わかりやすい解説

カタコンベ
catacombae[ラテン]


︿ad catacumbas︿2hypogeum27使使15781955沿39沿m342334︿使


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山川 世界史小辞典 改訂新版 「カタコンベ」の解説

カタコンベ
catacumbae[ラテン],Catacomb[英]


70()

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百科事典マイペディア 「カタコンベ」の意味・わかりやすい解説

カタコンベ

初期キリスト教時代の地下墳墓。ラテン語でcatacombae。キリスト教徒が死者を葬り,また迫害時代には礼拝や集会のために集まった。遺構はローマ近郊に多い。長い坑道に壁龕(へきがん)をうがって遺体を安置し,各所に祭室を設け,フレスコ画で飾る。
→関連項目教会堂建築初期キリスト教美術

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旺文社世界史事典 三訂版 「カタコンベ」の解説

カタコンベ
catacombae (ラテン)

キリスト教初期の迫害時代における信徒の地下墓所兼礼拝所。英語ではカタコーム(catacomb)
ローマ時代,役人も墓所には立ち入らなかったので,キリスト教徒はここで礼拝を行っていた。一連の狭い地下回廊と墓室よりなり,その天井画や壁画(魚はキリストの象徴)は,初期のキリスト教美術として重要である。イタリア各地をはじめ,アレクサンドリアにもあるが,ローマ市付近のものが最大で,回廊の延長が500㎞を越える。キリスト教の公認後は巡礼所となった。

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デジタル大辞泉プラス 「カタコンベ」の解説

カタコンベ

神山裕右の小説。2004年、第50回江戸川乱歩賞受賞。

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世界大百科事典(旧版)内のカタコンベの言及

【初期キリスト教美術】より

…再解釈を施された古代異教,ユダヤ教図像の一部(ウェルギリウス風の牧歌的風景,海景,獅子の穴の中の預言者ダニエル,スザンナとよこしまな長老たちなど)は,初期キリスト教図像体系の重要な一環となってその後も長く存続した。ローマ市郊外に最多例を残すカタコンベの壁画は,幾何学的線を用いた壁面の分割と,その小区画内に配した単純な象徴像の様式において,2世紀後半のローマ壁画の伝統を踏襲しているが,図像においてしだいにキリスト教的意味合いを強めていく(ローマ市,カリストゥスのカタコンベ天井画,200ころ‐210ころ)。死者を葬った石棺側面の浮彫群にも異教,ユダヤ教からキリスト教固有なものにという同様な経過が見られる(ローマ市,サンタ・マリア・アンティクアの石棺,245ころ)。…

【ナダール】より

…ナダールのポートレート(肖像写真)は,単純な背景の中に全身の4分の3をストレートなライティングで写したものであるが,それは単なる人物の性格描写をこえ,これら芸術家自身の表現世界の広がりさえ感じさせるものであった。また58年には気球に乗り,世界最初の空中写真の撮影を試みたり,61年には3ヵ月をかけてパリの地下に発見されたカタコンベ(地下納骨堂)の撮影を,当時ようやく開発されたアーク灯による人工照明で撮影している。ナダールの波瀾に富んだ経歴はJ.ベルヌの《月世界旅行》の主人公のモデルとしても反映されているといわれる。…

【墓地】より

…また,ローマのカエキリア・メテラの墓(前25ころ),アウグストゥスの廟(前28ころ),ハドリアヌスの廟(現サンタンジェロ城,135‐139)などのような巨大な円塔型墳墓が建てられたほか,ローマのポンポニウス・ヒュラスのコロンバリウム(1世紀)やパルミュラの塔状墳墓のように,墓室の周壁に多数の遺体を葬るロッカー・ルーム式の墓もつくった。初期キリスト教徒の墓地として知られるカタコンベは2世紀ごろからつくられた。地下道の両側に棚状に穴を掘って葬る一種のロッカー・ルーム式である。…

※「カタコンベ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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