カナリア諸島(読み)カナリアショトウ(英語表記)Islas Canarias

デジタル大辞泉 「カナリア諸島」の意味・読み・例文・類語

カナリア‐しょとう〔‐シヨタウ〕【カナリア諸島】

 
Islas Canarias西西7270  

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精選版 日本国語大辞典 「カナリア諸島」の意味・読み・例文・類語

カナリア‐しょとう‥ショタウ【カナリア諸島】

 

(一)( [] Islas Canarias ) 西沿西西
 

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改訂新版 世界大百科事典 「カナリア諸島」の意味・わかりやすい解説

カナリア[諸島]
Islas Canarias


西77273km2169447720013710m西2

 Insulae Fortunatae13123941265-68101515314781150031479

 西13西

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カナリア諸島」の意味・わかりやすい解説

カナリア諸島
かなりあしょとう
Islas Canarias


西西115西7273169447720013718西79517311532205737872827735

 貿()16212522876西33541978()()

 15西

 

歴史

古代ローマ人の間では「幸運諸島」の名で知られていたが、中世に入り、いったん人々の記憶から消える。1312年ジェノバ人マルセロ・ランサローテにより再発見され、1339年製作のアンジェロ・ドゥルセートの海図に再登場する。こののち、ポルトガルや地中海沿岸地域からの通航が盛んになるにつれ、ポルトガルとカスティーリャ(スペイン)が領有をめぐって対立し、結局、1479年のアルカソバス条約によりカスティーリャへの帰属が確定した。こののち1480年以後、カスティーリャによる本格的な征服事業が進行する。この過程で、先住民であるグアンチェ人は、レコンキスタ(国土回復戦争)でのカスティーリャの敵対者であるモロ人(イスラム教徒)と同列視されたため、自発的にカスティーリャ王に服してキリスト教を受け入れた場合はカスティーリャ臣民(自由民)としての法的身分が保証されたものの、反乱者は武力制圧ののち奴隷として売買された。こうした征服形態は新大陸の征服にも適用された。16世紀からは新大陸とスペイン本国との通航の中継地としての役割を果たし、南アメリカ、とりわけベネズエラ地域へ多数の移住者を送り出した。

[青木康征]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カナリア諸島」の意味・わかりやすい解説

カナリア諸島
カナリアしょとう
Islas Canarias

 
 Canary Islands西西西西 500km () 7 7300km22 ( 4065km280 3392︿1989) 西 ( 3208km275 4141︿1989) 西5 3718m ()  1400m2 450m450800m8001300m ( canis)  Canaria10131415 1950 145 6474 (1991)   

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「カナリア諸島」の解説

カナリア諸島(カナリアしょとう)
Canarias

大西洋上のモロッコ沖にあるスペイン領の火山群島。15世紀初頭よりカスティリャ王国の影響下にあるヨーロッパ人たちによる征服が始まり,1496年カスティリャ王国が征服を完了。その後,グアンチェ人を中心とする先住民のカスティリャ化,キリスト教化,スペイン人との混血が急速に進展した。現在は一自治州を構成。

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世界大百科事典(旧版)内のカナリア諸島の言及

【カナリア】より

…品種改良が行われ,多数の品種がある。原種は北アフリカ近くの大西洋上にあるカナリア,マデイラ,アゾレス諸島にのみ分布している。雌雄異色で,雄はマヒワに似た色である。…

【大航海時代】より

…こうして,のちにスペインが新大陸で行ったプランテーション経営の原型が生まれた。 カスティリャもポルトガルに対抗するために海上に進出したが,カナリア諸島を支配下におさめただけであった。しかしこの間に,1469年にはカスティリャ女王イサベルとアラゴン王フェルナンドの結婚によってスペイン王国(スペイン帝国)が成立した。…

※「カナリア諸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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