クラッキング(英語表記)cracking

翻訳|cracking

デジタル大辞泉 「クラッキング」の意味・読み・例文・類語

クラッキング(cracking)

 
1
2 
3 
[]3  

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精選版 日本国語大辞典 「クラッキング」の意味・読み・例文・類語

クラッキング

 

(一)   ( [] cracking ) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クラッキング」の意味・わかりやすい解説

クラッキング(石油化学工業)
くらっきんぐ
cracking

広義には物質(有機化合物)の分解を意味するが、狭義には石油精製および石油化学工業で行われている炭化水素の炭素‐炭素結合の切断を伴う反応のことである。この場合は、原料油をより低沸点の炭化水素へと転化するものであり、分解ばかりでなく、水素化・脱水素、異性化などを包含した複雑な反応である。石油のクラッキングプロセスには、大別して熱分解法、接触分解法および水素化分解法がある。

[八嶋建明]

熱分解法


19131940195019607001400


接触分解法

酸性を有する固体触媒を用いて行う分解法。生成するガソリンのオクタン価は熱分解法よりもはるかに高い。これは接触分解がカルベニウムイオンR3C+を中間体として進行するため、生成物が枝分かれしたイソオレフィンおよびイソパラフィンに富むことに起因している。主として減圧軽油を原料とし、高オクタン価ガソリンを製造することを目的としている。1960年代以降は合成ゼオライト(沸石、アルミノシリケート)を合成シリカ・アルミナに混合した触媒を用い、流動床式反応装置により実施されている。1990年代からは、石油のおもな需要が重油からガソリンや軽油といった自動車用燃料へと変化したために、重質油を原料とした残油接触分解が主流となっている。このため、触媒も中心的素材は変わらないが、重金属捕捉剤(ほそくざい)やSOx(硫黄(いおう)酸化物)捕捉剤など多くの添加剤が加えられ複雑な組成で構成されている。また2000年以降では、副生成物の低級オレフィンのうち、プロピレンの割合を高めることも要求されている。

[八嶋建明]

水素化分解法


LPG1960LPG19801990使



クラッキング(コンピュータ)
くらっきんぐ

ハッキング

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化学辞典 第2版 「クラッキング」の解説

クラッキング
クラッキング
cracking


(decomposition)

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「クラッキング」の意味・わかりやすい解説

クラッキング
cracking


-
 

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「クラッキング」の解説

クラッキング

 
LANWebcracking  

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IT用語がわかる辞典 「クラッキング」の解説

クラッキング【cracking】

システムやネットワークに不正に侵入し、悪意を持ってデータを盗み見たり、プログラムを改ざん・破壊したりする行為。◇これを行う者を「クラッカー」という。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

百科事典マイペディア 「クラッキング」の意味・わかりやすい解説

クラッキング

熱分解

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情報セキュリティ用語辞典 「クラッキング」の解説

クラッキング

システム上またはネットワーク上で権限を越えた行為を意図的に行うこと。

出典 教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会(ISEN)情報セキュリティ用語辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラッキング」の意味・わかりやすい解説

クラッキング

分解蒸留」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のクラッキングの言及

【熱分解】より



※「クラッキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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