デジタル大辞泉 「ゲシュタルト」の意味・読み・例文・類語 ゲシュタルト(〈ドイツ〉Gestalt) 《形態・姿などの意》知覚現象や認識活動を説明する概念で、部分の総和としてとらえられない合体構造に備わっている、特有の全体的構造をいう。形態。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ゲシュタルト」の意味・読み・例文・類語 ゲシュタルト 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Gestalt 「かたち」の意 ) ゲシュタルト心理学の基本概念。部分からは導くことのできない、一つのまとまった、有機的・具体的な全体性のある構造をもったもの。形態。[初出の実例]「まとまった物理的ならびに生理的ゲシュタルトを具えた完成作品が次々と生み出されつつある」(出典:文章政治学(1952)〈武田泰淳〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内のゲシュタルトの言及 【ゲシュタルト心理学】より …たとえばメロディを1オクターブ上げても同じ感じを抱くように,︿要素の単なる結合ではなく,それとはある程度独立した新しいもの﹀,すなわち︿形態質Gestaltqualität﹀の存在を指摘した。ゲシュタルト心理学の先駆をなしたのは,彼をはじめとするオーストリア学派の人々であった。1912年,ウェルトハイマーは仮現運動に関する実験的研究を発表したが,これがゲシュタルト心理学の誕生であった。… ※「ゲシュタルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」