デジタル大辞泉 「ゴム植物」の意味・読み・例文・類語 ゴム‐しょくぶつ【ゴム植物】 ゴム質の乳液を分泌する植物。分泌液から弾性ゴムを作る。パラゴムノキ・インドゴムノキ・グッタペルカノキなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ゴム植物」の意味・読み・例文・類語 ゴム‐しょくぶつ【ゴム植物】 (一)〘 名詞 〙 樹皮、葉、根から分泌される物質にゴム質を含む植物。それらを採取して弾性ゴムの原料にする。パラゴムノキ、インドゴムノキなど。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴム植物」の意味・わかりやすい解説 ゴム植物ごむしょくぶつ 切り口から乳状の樹液︵ラテックス︶が出る植物は、その中に自然のゴム資源となる物質が含まれており、それらはすべてゴム植物ということができる。ゴム植物は全世界で400種以上知られているが、実際にゴム生産に用いられているのはごく限られた種類である。もっとも多くゴム生産が行われているのはトウダイグサ科のパラゴムノキで、現在もマレーシアなど熱帯地域に広く栽培されている。アカテツ科のガタパーチャからは海底電線被覆用のゴムが、第二次世界大戦中のアメリカではキク科植物であるグアユールParthenium argentatumから積極的にゴム生産が行われたという。また日本で観葉植物として鉢物によく利用されているクワ科のインドゴムノキからは硬く弾性の強いゴムが、キョウチクトウ科のタイワンゴムカッラFuntumia elasticaからはもっとも良質のゴムが得られる。ゴム植物として利用されている植物のラテックスに含有されている炭化水素関連化合物のうちの大部分はポリマー︵重合体︶である。 ﹇近藤典生﹈ [参照項目] | 石油植物 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例