改訂新版 世界大百科事典 「シカラ」の意味・わかりやすい解説 シカラśikhara インド寺院建築の用語で,︿頂︵いただき︶﹀という原義から,寺院の屋根を意味するようになった。インド北半の広い地域に分布する北型建築では,ビマーナ︵本殿︶の屋根を形成する砲弾形の高い尖塔を指し,その塔身部をガンディ,塔頂部をマスタカと呼ぶ。南型建築では,ビマーナの方錐高塔部の頂にある小屋根をいい,その形式はさまざまである。またゴープラムgopuram︵楼門︶やその他の建物の頂の小屋根もシカラという。 執筆者‥肥塚 隆 図1~図2 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「シカラ」の意味・わかりやすい解説 シカラ サンスクリットで〈物の頂上〉の意で,インド寺院建築における本殿の高塔をさす。ヒンドゥー教やジャイナ教の寺院に多い。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報