日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ビジネスオートメーションびじねすおーとめーしょんbusiness automation 生産現場でのオートメーションに対し、経理や在庫管理などの事務部門でのオートメーションをいう。1890年のアメリカの国勢調査の際、パンチカード統計機械によって、集計を機械的に処理したのが最初であるとされる。マイクロエレクトロニクスの発達と歩調をあわせて進められてきたが、最近はオフィスオートメーション︵OA︶とよばれることが多い。 ﹇小野勝章﹈ [参照項目] | オフィスオートメーション 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内のビジネスオートメーションの言及 【オートメーション】より …しかし,この区別は石油化学プラントとエンジン加工ラインがオートメーションの二大シンボルであった時代の産物であり,コンピューターと電子回路を軸にした多様なシステムが,サービスも含めたさまざまな分野に浸透している現在では,あまり重要なものではなくなりつつある。 ﹇ビジネス・オートメーション﹈ 工場の中での生産労働とは一見対照的な事務の仕事も,情報という対象を加工しつつ送ってゆく仕事だと考えれば,物の加工と同じ原理で,コンピューターはじめ各種事務機械を作業機とする自動システムに構成することが可能なことがわかる。また各事業所の設備を電話線でつないでネットワークを形成することも容易である。… ※「ビジネスオートメーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」