出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…この熱量計は,試料を密閉耐圧容器(ボンベ)中で高圧酸素のもとで完全燃焼し,その熱をボンベの周囲の水に伝え,水の温度上昇と質量から熱量を測定する。ボンベ熱量計のボンベは1848年アンドルーズT.Andrewsにより考案されてからベルトロP.E.M.Berthelot,パールS.W.Parrなどの改良を経て現今に至っている。現在ではその材質として18‐8クロムニッケル鋼,モネルメタル,インコネルなどが用いられ,燃焼時の変圧および試料中の硫黄分などの燃焼によって生成する酸の腐食に耐えるよう考慮されている。…
…反応速度が正確な実験手法により初めて取り上げられたのは,1850年ドイツのウィルヘルミーL.Wilhelmyによってである。引き続きフランスのP.E.M.ベルトロは,酢酸とエチルアルコールとのエステル化反応で,エステルの生成速度が反応物質の量に比例すること,エステル化反応の逆反応である酢酸エチルの加水分解によってもエステル化の場合と同じ平衡点が実現することを見いだした。1864年,ノルウェーのC.M.グルベルグとP.ボーゲは,式(1)の平衡において,平衡点は水に可溶な反応物質(K2CO3,K2SO4)の量でほぼ決まってしまうことを見いだし,平衡状態を決定するのは質量以外に容積であるという考えに到達した。…
…この熱量計は,試料を密閉耐圧容器(ボンベ)中で高圧酸素のもとで完全燃焼し,その熱をボンベの周囲の水に伝え,水の温度上昇と質量から熱量を測定する。ボンベ熱量計のボンベは1848年アンドルーズT.Andrewsにより考案されてからベルトロP.E.M.Berthelot,パールS.W.Parrなどの改良を経て現今に至っている。現在ではその材質として18‐8クロムニッケル鋼,モネルメタル,インコネルなどが用いられ,燃焼時の変圧および試料中の硫黄分などの燃焼によって生成する酸の腐食に耐えるよう考慮されている。…
※「ベルトロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...