食の医学館 の解説 ろーやるぜりーはみつばちからのおくりもの【ローヤルゼリーはミツバチからの贈り物】 ローヤルゼリーは花粉を食べた羽化後6~12日の若い働きバチが頭部にある下咽頭腺(かいんとうせん)から分泌(ぶんぴつ)したものです。ハチミツと異なり糖質は10%と少ない乳白色の粘性物質です。これを食べる女王バチは、一昼夜に1500~2000個ものたまごを産む繁殖力をもち、寿命も働きバチが数か月なのにくらべて3~5年と長く、生命力が強いのが特徴です。 ふつうはミツバチの群に女王バチは1匹しかいません。しかし1群につき100個ほど女王バチ用の王椀に幼虫を移すと、働きバチはすべてを女王バチにしようと一生懸命ローヤルゼリーをためます。これを採取するのです。それでも1群で3日間に約20gしかとれません。 だからローヤルゼリーは、貴重品なのです。 出典 小学館食の医学館について 情報