デジタル大辞泉 「中指」の意味・読み・例文・類語 なか‐ゆび【中指】 5本の指のまんなかの指。[類語]親指・人差し指・薬指・小指・拇指・食指・高高指・紅差し指 ちゅう‐し【中指】 なかゆび。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「中指」の意味・読み・例文・類語 なか‐ゆび【中指】 (一)〘 名詞 〙 五本の指の真中にある指。たけたかゆび。たかたかゆび。なかのおよび。なかのゆび。︹訓蒙図彙︵1666︶︺ (一)[初出の実例]﹁次に中指を屈めて筆を指の頭に付けて筆を圧へ﹂(出典‥小学読本︵1884︶︿若林虎三郎﹀五) 中指の語誌 古くは、五本の指の中で真中の指ということでナカ︵中︶ノオヨビ︵指︶。後にナカノユビ、ナカユビへと変化し、現在に至る。一五世紀頃にタケタカユビというよび方が生まれ、母音の同化と﹁高﹂の類推から生じたタカタカユビとともに、広く使われ、ナカユビが古い規範的な表現、タケタカユビが一般の表現、タカタカユビは俗語的な表現と意識される。近代以降、ナカユビが再び一般化した。 ちゅう‐し【中指】 〘 名詞 〙 なかゆび。[初出の実例]「足の四指は少陽胆経竅陰穴也。足の中指は、はづれてないぞ」(出典:史記抄(1477)一四)「男は左を用ゆ、女は右の中指(チウシ)、又は無名指を用ゆ、是二流なり」(出典:評判記・色道大鏡(1678)六)[その他の文献]〔異苑‐巻四〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の中指の言及 【手】より …両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を︿手掌︵しゆしよう︶palm﹀︿手のひら﹀または︿たなごころ﹀といい,凸面を︿手背back of the hand﹀または︿手の甲﹀という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に︿第1指,母指,親指﹀︿第2指,示指,人差指﹀︿第3指,中指︵ちゆうし∥なかゆび︶﹀︿第4指,薬指︵やくし∥くすりゆび︶﹀︿第5指,小指︵しようし∥こゆび︶﹀と呼ぶ。母指は2節からなり,太くて短く,手根中手関節が多軸性に動く。… 【手】より …両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を︿手掌︵しゆしよう︶palm﹀︿手のひら﹀または︿たなごころ﹀といい,凸面を︿手背back of the hand﹀または︿手の甲﹀という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に︿第1指,母指,親指﹀︿第2指,示指,人差指﹀︿第3指,中指︵ちゆうし∥なかゆび︶﹀︿第4指,薬指︵やくし∥くすりゆび︶﹀︿第5指,小指︵しようし∥こゆび︶﹀と呼ぶ。母指は2節からなり,太くて短く,手根中手関節が多軸性に動く。… ※「中指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」