主題歌(読み)シュダイカ

デジタル大辞泉 「主題歌」の意味・読み・例文・類語

しゅだい‐か【主題歌】

テーマソング」に同じ。「映画の主題歌

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精選版 日本国語大辞典 「主題歌」の意味・読み・例文・類語

しゅだい‐か【主題歌】

 

(一)   1930
(一)[]︿(1933︿)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「主題歌」の意味・わかりやすい解説

主題歌
しゅだいか


CD


日本映画の主題歌


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 196439()1962

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外国映画の主題歌


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 1942195019501952()195519611998

 198719968Shall We 1956

 使198319921997100


テレビ番組の主題歌

テレビ番組の主題歌としては、人気ドラマの主題歌などのほか、『鉄腕アトム』(1963~)から『ちびまる子ちゃん』(1990~)に至るまでのアニメ主題歌が圧倒的な人気を博している。1970年代の日本は経済基盤も整い、「もはや戦後ではない」といわれたが、松本零士(れいじ)(1938―2023)原作のテレビ・アニメ『宇宙戦艦ヤマト』(1974~)の主題歌は、日本人の使命感、ロマンを歌って戦中派の共感をも得た。しかし、ひたすら経済成長を目ざす風潮のなかで、主題歌の傾向はしだいに身近な日常生活や愛情、友情といった人間関係を歌うものが多くを占めるようになった。

 1976年にロッキード事件が起きたが、同じ年に子ども向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」からコミカルなナンセンスソング『およげ!たいやきくん』の爆発的ヒット(シングル盤の売上げ400万枚超)が生まれたのは、社会の閉塞(へいそく)感を脱け出したい庶民の願望の表れであったともいえる。バブル経済崩壊後の1999年、NHKテレビの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」の主題歌『だんご3兄弟』が、語呂(ごろ)あわせのような歌詞をタンゴのリズムにのせて、大人気を得たのも同じような例といえよう。

 一方、1990年代以降、経済重視の結果がもたらした自然破壊への反省や、世界的な文化遺産を取り上げるテレビドキュメンタリー番組も増え、とくにTBSドキュメンタリー「神々の詩(うた)」のテーマ曲(姫神(ひめかみ)作曲)は静かなブームをよんだ。NHKドキュメンタリー番組「プロジェクトX」に提供された、中島みゆき(1952― )作詞・作曲によるテーマ曲『地上の星』も記録的なロングセラーとなった。

[小川乃倫子]

『浅井英雄著『映画音楽――ヒット主題歌の変遷』(1984・誠文堂新光社)』『遠藤憲昭編『流行歌と映画でみる昭和時代』(1986・国書刊行会)』『松尾羊一著『テレビは何をしてきたか――ブラウン管のなかの戦後風俗史』(1987・中央経済社)』『保田武宏著『銀座はやり歌 1925~1993』(1994・平凡社)』『200CD映画音楽編纂委員会編『200CD 映画音楽スコア・サントラを聴く』(1999・立風書房)』

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