交換相互作用(読み)こうかんそうごさよう(英語表記)exchange interaction

改訂新版 世界大百科事典 「交換相互作用」の意味・わかりやすい解説

交換相互作用 (こうかんそうごさよう)
exchange interaction


1907P.28W.

 2沿沿d


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化学辞典 第2版 「交換相互作用」の解説

交換相互作用
コウカンソウゴサヨウ
exchange interaction


2 s1s2 

2 J(s1s2)
J2()() S1S2 

2 J(S1S2)
J()()

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交換相互作用」の意味・わかりやすい解説

交換相互作用
こうかんそうごさよう
exchange interaction

 
 2Js1s2 1 s12 s2 JJ  ( )  

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世界大百科事典(旧版)内の交換相互作用の言及

【磁性】より

…局在電子系の物質にも遍歴電子系の物質にも強磁性を示すものがあるが,強磁性の原因となる相互作用はまったく量子力学に基づくものである。この相互作用は交換相互作用と呼ばれ,電子のスピンによる磁気モーメントの間に働く力である。W.K.ハイゼンベルクは,1928年の論文で初めて局在電子系での交換相互作用(ハイゼンベルク型交換相互作用)を導いたが,これはワイスの分子場の起源を与えるとともに,その後の局在電子系の磁性の大きな展開の始まりとなった。…

【ハートリー近似】より

…この方法では,一電子関数の積において電子をあらゆる方法で入れかえたものの線形結合をつくり,パウリの原理を満たさせ,一電子軌道を直交させる。この結果,電子の間には平均的運動から生ずるクーロン相互作用のほかに,電子の入れかえに起因する交換相互作用が現れる。後者は古典論に類似をもたない量子力学特有の力を生じ,強磁性の原因となる。…

※「交換相互作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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