デジタル大辞泉 「光年」の意味・読み・例文・類語 こう‐ねん〔クワウ‐〕【光年】 太陽系以外の天体の距離を表す単位。光が真空中を1年の間に進む距離。1光年は約9兆4600億キロメートル。→天文単位 [補説]国際天文学連合︵IAU︶では、1年を1ユリウス年、すなわち365.25日︵31557600秒︶と定義している。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「光年」の意味・読み・例文・類語 こう‐ねんクヮウ‥【光年】 〘 名詞 〙 天文学上で、恒星や星雲などの距離を表わすのに用いる単位。一光年は、秒速約三〇万キロメートルの光が真空空間を一太陽年間に進む距離で、約 9.46×l012km (約九兆五〇〇〇億キロメートル)にあたる。太陽・地球間の距離の六三二八〇倍。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「光年」の意味・わかりやすい解説 光年こうねんlight year 天文学で用いられている長さの単位の一つ。光が真空中を1年かかって進む距離を1光年という。光の速度は毎秒約30万キロメートルであるから、1光年は約9兆4600億キロメートル︵1ly=9460730472580800m︶に相当する。光年はもっぱら太陽系外の天体までの距離を表すのに用いられている。太陽系にもっとも近い恒星ケンタウルス座α(アルファ)星︵日本からは見えない︶は太陽から4.3光年、銀河系円盤の半径は約5万光年で、太陽系は銀河系の中心から約3万光年のところに位置している。われわれの銀河系からアンドロメダ銀河までの距離は約230万光年である。 ﹇木下 宙﹈ [参照項目] | アンドロメダ銀河 | 銀河系 | ケンタウルス座 | 光速度 | 太陽系 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「光年」の意味・わかりやすい解説 光年 (こうねん)light year 光が真空中を1年かかって伝わる距離。すなわち1光年=9.46×1012km=6万3200天文単位=0.307パーセクである。太陽系から最も近距離の恒星︵ケンタウルス座α星︶は約4.3光年,銀河系の直径は10万光年,望遠鏡で撮影できる最も遠距離の銀河系外天体は数十億光年の距離にある。一般に,距離x光年の天体を観測することは,その天体のx年だけ昔のようすを観測しているわけで,タイムトンネルの効果があるといえる。 執筆者‥大沢 清輝 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光年」の意味・わかりやすい解説 光年こうねんlight-year 天文学において恒星間の距離などを表すのに用いられる長さの単位。1光年は光が宇宙空間を1年間に進む距離で,約 0.3066pc︵パーセク︶,約6万3241AU︵天文単位︶,約 9.46073×1015mに相当する。恒星シリウスまでの距離は約 8.6光年,銀河系の有効直径は約10万光年である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報