刺細胞(読み)シサイボウ

デジタル大辞泉 「刺細胞」の意味・読み・例文・類語

し‐さいぼう〔‐サイバウ〕【刺細胞】

クラゲなどの腔腸こうちょう動物体表にあり、刺胞を内蔵する細胞

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精選版 日本国語大辞典 「刺細胞」の意味・読み・例文・類語

し‐さいぼう‥サイバウ【刺細胞】

 

(一)   
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「刺細胞」の意味・わかりやすい解説

刺細胞
しさいぼう


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「刺細胞」の意味・わかりやすい解説

刺細胞
しさいぼう
cnidoblast

刺胞動物クラゲイソギンチャク類など)がもつ刺胞を内蔵する細胞。中膠(間充ゲル)内に陥入した外胚葉一部が変化してできたもので,刺胞動物に特有なものである。

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世界大百科事典(旧版)内の刺細胞の言及

【イソギンチャク(磯巾着)】より


6

【刺胞】より

…クシクラゲ類を除く他のすべての腔腸動物にみられる顕微鏡的な構造物で,一動物個体内に多数が存在し,食物の捕捉や,捕食者また妨害者など敵に対する防衛の役割をもっている。刺胞は刺細胞nemarocyte(cnidoblast)とよばれる細胞内にそれぞれ1個ずつ含まれる細胞器官で,一般には球形ないし卵形などであるが,その形態には20余種類の型が区別されている。これら刺胞のうち最もふつうのものは貫通刺胞(または普通刺胞)とよばれるもので,その内腔中に1本の中空の刺糸を内蔵しており,この刺糸がある刺激によって反転して翻出し,一瞬のうちに相手動物の体内へ打ち込まれ,その刺糸を通って内腔中の毒液が注射される。…

※「刺細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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