デジタル大辞泉 「叔孫通」の意味・読み・例文・類語 しゅく‐そんつう【叔孫通】 中国、前漢の儒者。号、稷嗣君。薛(せつ)︵山東省︶の人。高祖・恵帝に仕え、漢の諸儀法を制定。武帝のときの儒教国教化の基礎をつくった。生没年未詳。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「叔孫通」の意味・読み・例文・類語 しゅくそん‐とう【叔孫通】 (一)中国、前漢の儒者。薛︵山東省滕県︶の人。号は稷嗣君。秦の博士。高祖・恵帝に仕え、秦の儀式名号を伝え、漢の儀法の整備を行ない、武帝のときの儒教国教化の基礎をつくった。生没年未詳。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の叔孫通の言及 【諸子百家】より …儒家は,さらに巧妙に新事態に対処した。漢初,高祖のために宮廷儀礼を定めた叔孫通をはじめ,陸賈(りくか)や賈誼は法刑よりも恩徳の優先が漢政権を永続させる条件であることを力説した。武帝期には董仲舒(とうちゆうじよ)が天人相関の陰陽理論にもとづく春秋災異思想によって,国事の適否を判断し,国家政策の基本方針を合理づけた。… ※「叔孫通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」