(読み)ガイ(英語表記)cough

翻訳|cough

デジタル大辞泉 「咳」の意味・読み・例文・類語

がい【咳】[漢字項目]

[音]ガイ(呉) [訓]せき せく しわぶき
〈ガイ〉せき。せきをする。「咳嗽がいそう謦咳けいがい鎮咳労咳
〈せき(ぜき)〉「空咳からぜき百日咳

せき【×咳】

《「」と同語源》のど・気管の粘膜が刺激されたとき、反射的に呼吸を止め、短く強く吐き出す息。また、その音。しわぶき。 冬》「―をする母を見あげてゐる子かな/汀女
[類語]しわぶき空咳咳払い

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精選版 日本国語大辞典 「咳」の意味・読み・例文・類語

しわ‐ぶきしは‥【咳】

 

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改訂新版 世界大百科事典 「咳」の意味・わかりやすい解説

咳 (せき)
cough


︿67m200300m

31 2 23 

 stretch receptor==

湿湿湿

 

湿12cal使

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内科学 第10版 「咳」の解説

咳(咳・痰)

 

 12-35-1

 12kcal100300mmHgcough syncope

 XCT3388
 湿productive coughdry cough湿

 湿  

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「咳」の意味・わかりやすい解説


せき

咽頭(いんとう)、気管、気管支などの気道粘膜の刺激が、迷走神経を介して、呼吸筋を支配する神経線維に伝達され、反射的に肺の中の空気が気道から音をたて、爆発的に出る現象で、生体防御反応の重要な一つである。医学的には咳嗽(がいそう)ということもある。この現象は、生理学的には、短時間の吸気期、内圧の亢進(こうしん)する圧縮期、空気が急速に外に飛び出す駆出期と細かい段階に分けられている。咳は、通常、痰(たん)を伴う湿性と、伴わない乾性とに分類される。また、咳の出方は、日中・夜間といった時間帯や体の位置にも影響され、爆発的に、あるいは発作的に、ときにはいわゆる咳払い状に出ることがある。発作的に激しい咳が続き、顔面が紅潮または蒼白(そうはく)になって苦しみ、そのあと笛声(ふえごえ)というヒューといった音をたて、深い吸気を伴う咳は百日咳の特徴として知られている。咳は、元来、気管支の線毛運動などの生理的機能では除くことのできない異物の除去を目的とした反射であるため、塵(ちり)・煙などの環境の変化によっても容易におこるが、咳を症状とする疾患には次のようなさまざまなものがある。すなわち、扁桃(へんとう)炎、咽喉(いんこう)頭炎、副鼻腔(びくう)炎、アデノイド、喉頭癌(こうとうがん)などの上気道疾患、および、気管支炎、気管支喘息(ぜんそく)、肺うっ血水腫(すいしゅ)、塵肺(じんぱい)症、肺炎、肺結核、百日咳、肺ジストマ、肺癌、胸膜炎などの呼吸器疾患、さらに、耳内異物、外耳疾患、反回神経および横隔膜神経の反射、ヒステリーなどである。咳は防御反応の一つであるといっても、睡眠を妨げるばかりでなく、気道の内容を奥に押し込んだり、感染を他の部分に広げたり、胸膜の癒着がはがれたりする危険もあるので注意を要する。

[渡辺 裕]

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百科事典マイペディア 「咳」の意味・わかりやすい解説

咳【せき】

 
()()()湿
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「咳」の意味・わかりやすい解説


せき

咳嗽」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【喉頭】より



【呼吸】より


 調=J

【鎮咳薬】より


︿

※「咳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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