デジタル大辞泉 「均質」の意味・読み・例文・類語 きん‐しつ【均質】 ﹇名・形動﹈成分や密度、また品質などにむらがなく一様であること。また、そのさま。等質。﹁均質な水溶液﹂﹁均質な製品を生産する﹂ [類語]均一・均等・画一的・一色・画一・等質・同質・一様・一律 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「均質」の意味・読み・例文・類語 きん‐しつ【均質】 (一)〘 名詞 〙 ( 形動 ) (二)① 性質が同じであること。また、そのさま。 (三)② ある一定の状態において、一つの物体中のどの部分を取っても、同等の物理的、化学的性質︵密度、成分など︶を持っていること。また、そのさま。等質。︹英和和英地学字彙︵1914︶︺ 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
岩石学辞典 「均質」の解説 均質 岩石で何らかの方向を持つ組織や構造が見られないもの.ゼーダーホルムは成因的な考えを入れないために,均質︵homogeneous︶という代わりにホモファナス︵homophanous︶という語を使用した﹇Sederholm : 1923﹈.同様に不均質︵heterogeneous︶ではなくヘテロファナス︵heterophanous︶を用いた.この語は均質な岩体でネオソムやパレオソムが最早区別できなくなったミグマタイトに使用する.均質なミグマタイトという表現は矛盾しているが,ゼーダーホルムは花崗岩質の物質が累進的に投入された結果と考えた.このような岩石は模様は構造に方向性はなく不均質ではなくなる.均質であるだけではなく,塊状で深成岩的な構造を示すものにも使用する﹇Bowes : 1989﹈. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「均質」の意味・わかりやすい解説 均質きんしつhomogeneous 物体のあらゆる部分の物理的・化学的性質が巨視的にみて同じであるとき均質という。均質といっても,分子または原子レベルで微視的にみれば,原子核,電子,空虚な真空部分があり,微小部分ごとに性質が異なる。均質な物体には,どの方向でも性質が同じ等方性のものと,ある種の結晶のように方向によって性質が異なる異方性のものとがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報