デジタル大辞泉 「城外」の意味・読み・例文・類語 じょう‐がい〔ジヤウグワイ〕【城外】 1城の外。⇔城内。 2 城の外へ出て行くこと。都から外へ出て行くこと。 ﹁―やし給へりし﹂︿大鏡・道長下﹀ [補説]書名別項。→城外 じょうがい︻城外︼﹇書名﹈ 小田岳夫の短編小説。中国の杭州領事館を舞台とする作品。昭和11年︵1936︶発表。同年、第3回芥川賞受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「城外」の意味・読み・例文・類語 じょう‐がいジャウグヮイ【城外】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 城、または市街の外。境界の外側。特に、京都郊外。 (一)[初出の実例]﹁同廊西第三柱懸二科簡一。件簡、出納書レ之、搆政以下殿上小舎人以上、除二城外服暇人一之外注レ之、不レ注二位階一歟、二堺注レ之﹂(出典‥本朝世紀‐久安三年︵1147︶一〇月二九日) (二)﹁大聖持の城外、全昌寺といふ寺にとまる﹂(出典‥俳諧・奥の細道︵1693‐94頃︶全昌寺) (三)[その他の文献]︹史記‐田単伝︺ (三)② ( ━する ) 主に、内裏を中心とする一定地域の外へ出て行くこと。 (一)[初出の実例]﹁三春出猟重城外、四望江山勢転雄﹂(出典‥凌雲集︵814︶春日遊猟日暮宿江頭亭子︿嵯峨天皇﹀) (二)﹁基俊城外しける事有りけり﹂(出典‥古今著聞集︵1254︶五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例