出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…《易経》の言葉は〈空言〉ではないのか。ここには陶淵明自身の生存の深みから発せられた懐疑があり,それは漢の司馬遷が同じ人について発した〈天道は是か非か〉(《史記》伯夷列伝)という憤りとも深く響き合う。あの《書経》湯誥に揚言する〈天道は善に福(さいわい)し淫に禍(わざわい)す〉というテーゼは,漢代以後その権威を失い始めた。…
…荘子において特徴的なことは,天は人為(さかしら)に対する自然(あるがままのあり方)として理法化され,その天=自然に従って生きることが求められる。この時代にはまた,天道(自然の摂理)ということばもよく使われた。こうした思想家たちのいた一方で,古代的な人格神としての天の復権をくわだてた墨子の存在も忘れられてはならない。…
※「天道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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