寄席(読み)ヨセ

デジタル大辞泉 「寄席」の意味・読み・例文・類語

よせ【寄席】

 
17891801()
[]  

よせ‐せき【寄(せ)席】

よせ(寄席)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「寄席」の意味・読み・例文・類語

よせ‐せき【寄席】

  1. 〘 名詞 〙よせ(寄)
    1. [初出の実例]「照葉狂言 〈略〉安政に至り江戸に下り、諸所の寄せ席へ銭を募り、行之て群集あり」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)三二)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「寄席」の意味・わかりやすい解説

寄席
よせ


()()()()


江戸時代の寄席


()()()168188鹿()()()177289()()1798106()()()()()()()

 ()1815127518183012518345()()()7()()()184215()4()185460172()40011001300

 1884178719121434退110()()()


大坂の寄席


()()16881704()()()()17891801180430()183048()()()()()184860

 ()189326()2191043()()()()()()()退18901950


寄席演芸の種類


()()180078181814213()()()()()()()()()()()()()()姿

 ()()()()2


現況

寄席が著しく変貌(へんぼう)したのは第二次世界大戦後のことである。とくにテレビの出現は寄席演芸のあり方を変えた。マス・メディアの発達は、別の意味での寄席演芸に対する一般の関心を高めたが、芸人はテレビタレントとして活躍するようになり、ホール寄席や特殊な落語会が全国で盛んになって、旧来の常打ちの寄席興行は衰退したままである。東京では定席(じょうせき)として上野鈴本(すずもと)演芸場、新宿末広亭(すえひろてい)、浅草演芸ホール、池袋演芸場に、1979年11月から国立劇場演芸場が加わった。上野本牧亭(ほんもくてい)は日本で唯一の講談の定席であったが、90年(平成2)惜しまれながら閉館した。関西では大阪に「なんばグランド花月(NGK)」「ワッハ上方」があるが、これらは、いまでは劇場の観念が強く、江戸時代からの伝統的な寄席とは少々イメージを異にする。名古屋には大須(おおす)演芸場がある。

[関山和夫]

『芸能史研究会編『日本の古典芸能9 寄席』(1971・平凡社)』『三遊亭円生著『寄席切絵図』(1977・青蛙房)』『南博・永井啓夫・小沢昭一編『芸双書1 いろどる――色物の世界』(1981・白水社)』『諸芸懇話会・大阪芸能懇話会編『古今東西 落語家事典』(1989・平凡社)』『山本進編『落語ハンドブック』改訂版(2001・三省堂)』

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改訂新版 世界大百科事典 「寄席」の意味・わかりやすい解説

寄席 (よせ)


︿︿︿︿︿

1681-88鹿1649-991772-89︿1798106︿1777-1832

 181512751818-30125183457︿︿1842131541854-60︿172︿40011001300︿︿

 1884871912434退2退10

?-17141844-48︿1893︿2︿︿21910︿退1890-1950

 

18181184213︿︿
  

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百科事典マイペディア 「寄席」の意味・わかりやすい解説

寄席【よせ】

落語漫才講談浪曲,音曲,雑芸などを興行する大衆的な演芸場。本来は〈寄せ場〉の略語で,〈人を寄せる〉という意味。町辻などで演ぜられていた講談,落語の定席として江戸前期にでき始め,町人文化の発達とともに盛んになった。明治以後,次第に数は減ったが,現在も落語・漫才を中心演目としてにぎわっている。なお寄席の形式は,正面に芸を演ずる高座があり,以前はその前の畳敷の床で観覧したが,今では寄席のほとんどが椅子席。
→関連項目写絵桂文治紙芝居曲芸玉置宏八人芸腹話術柳家金語楼

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寄席」の意味・わかりやすい解説

寄席
よせ

 
 () 西 (167388)  ()  13 (1700)  (1636)  (8189)  10 (98)  ()  () 1 (181830)  130 (41) 151 (44)   

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「寄席」の解説

寄席
よせ


鹿()()西西100

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旺文社日本史事典 三訂版 「寄席」の解説

寄席
よせ

江戸後期以来隆盛した,落語・講談などの庶民芸能を上演する興行場
文化(1804〜18)末ごろの江戸に125軒もあった。初め落語,文化ごろから講談の寄席も設けられたが,天保の改革で15軒に制限され,内容も教訓的なものになった。幕末から明治時代にも隆盛した。

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とっさの日本語便利帳 「寄席」の解説

寄席

 
()()  

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世界大百科事典(旧版)内の寄席の言及

【演芸】より


使使使︿1921︿︿

【定席】より

…常設の寄席(よせ)の意。貸席(かしせき)や現代のいわゆる〈ホール落語〉の貸ホールなどとは区別される。…

【見世物】より


︿()︿()︿() ︿︿()==

※「寄席」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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