巧言（読み）コウゲン

デジタル大辞泉 「巧言」の意味・読み・例文・類語

こう‐げん〔カウ‐〕【巧言】

巧みに言い回した言葉。口先だけでうまく言うこと。「巧言に惑わされる」→巧言令色
[類語]美辞・甘言・殺し文句

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精選版 日本国語大辞典 「巧言」の意味・読み・例文・類語

こう‐げんカウ‥【巧言】

 

(一)〘 名詞 〙 ことばを飾って、巧みに言うこと。言葉が巧みで実意のないこと。口先だけがうまいこと。また、そのことば。佞弁(ねいべん)。巧語。
(一)[初出の実例]﹁又不レ就二筑紫一。巧言求二便宜一。加二勘当一勿レ令二更然一﹂(出典‥続日本紀‐宝亀一〇年︵779︶一一月乙亥)
 (二)﹁汝已に礼を失ひ巧言以て逭れんと欲す﹂(出典‥東京新繁昌記︵1874‐76︶︿服部誠一﹀二)
 (三)[その他の文献]︹詩経‐小雅・巧言︺
  

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普及版 字通 「巧言」の読み・字形・画数・意味

【巧言】こう（かう）げん

 
表面を飾ったことば。︹論語、学而︺巧言令色︵表面だけよい顔をする︶、鮮(すく)なし仁。
字通﹁巧﹂の項目を見る。
  

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