朝日日本歴史人物事典 「河野常吉」の解説
河野常吉
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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北海道史の研究家。文久(ぶんきゅう)2年11月22日信濃(しなの)国(長野県)に生まれる。1879年(明治12)松本師範学校を卒業、福島学校長を経て81年に上京、慶応義塾に学ぶ。卒業後、秋田県小真木(こまき)鉱山、養蚕業、新聞社、長野県庁、東京中央気象台などを転々とし、94年渡道して北海道庁嘱託となり、拓殖関係の調査報告編纂(へんさん)に従事した。道内の開拓地を調査した『北海道殖民状況報文』をはじめ『殖民公報』『移住者成績調査』などを編纂し、「北海道の生き字引」といわれた。1915年(大正4)、開道50年を記念する『北海道史』の編纂主任となったが、執筆内容で当局と対立し、事業は中絶した。しかし河野により前近代の北海道史の体系化がなされた。
[桑原真人]
『『河野常吉著作集』全5巻(1974~75・北海道出版企画センター)』
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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