精選版 日本国語大辞典 「浄財」の意味・読み・例文・類語 じょう‐ざいジャウ‥【浄財】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 伝道や慈善・社会事業などのために寄付する金銭。利得や報酬を考えないで寄贈する金銭。 (一)[初出の実例]﹁抽二浄財一以宛二供養之費一﹂(出典‥江都督納言願文集︵平安後︶五・不知願主三通) (二)﹁余裕が空間に吹き散らして呉れる浄財だ﹂(出典‥明暗︵1916︶︿夏目漱石﹀一六六) (三)② 賭け事などではなく、まともな手段で得た財貨。 (一)[初出の実例]﹁お前は金をもってゐる、その金は浄財(ジャウザイ)ぢァない﹂(出典‥桐畑︵1920︶︿里見弴﹀二つの心) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例