灌漑農業(読み)かんがいのうぎょう

精選版 日本国語大辞典 「灌漑農業」の意味・読み・例文・類語

かんがい‐のうぎょうクヮンガイノウゲフ【灌漑農業】

  1. 〘 名詞 〙 人工的に耕地に給水して行なう農業畑地灌漑水田灌漑に分けられ、前者地中海式気候・乾燥気候地域に、後者アジアのモンスーン地域に多くみられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「灌漑農業」の意味・わかりやすい解説

灌漑農業 (かんがいのうぎょう)


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旺文社世界史事典 三訂版 「灌漑農業」の解説

灌漑農業
かんがいのうぎょう

農作物の生育に必要な水を,人工的あるいは組織的な方法によって供給しながら行う農業。古代オリエントなどで大河流域に発達した
ナイル川・ティグリス−ユーフラテス川・ガンジス川・インダス川・黄河流域などで大規模な土木工事による灌漑や氾濫 (はんらん) 調節で農業生産力が上昇した結果,定住化・階級や身分の発生・私有の観念の発生などが生じ,古代文明が成立することとなった。南アメリカのアンデス文明の発達も灌漑農業による。

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