環境と開発に関する国連会議(読み)かんきょうとかいはつにかんするこくれんかいぎ(英語表記)United Nations Conference on Environment and Development

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

環境と開発に関する国連会議
かんきょうとかいはつにかんするこくれんかいぎ
United Nations Conference on Environment and Development


UNCED1992618019722019891990

 

 2121CSDCommission on Sustainable Development

 51997102002WSSDWorld Summit on Sustainable Development202012620



1992調1993

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

環境と開発に関する国連会議
かんきょうとかいはつにかんするこくれんかいぎ
United Nations Conference on Environment and Development; UNCED

 
19926314 Earth Summit17810020 1502121199321 CSD  

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知恵蔵 の解説

環境と開発に関する国連会議

1980年代に入り、欧米では酸性雨、海洋汚染など国境を超えた環境問題が顕在化、地球規模での取り組みが必要となってきた。72年にストックホルムで開かれた国連人間環境会議から20年の節目に当たる92年6月に、ブラジルのリオデジャネイロで地球サミットが開催され、約180の国・地域の代表と国連機関が参加した。会議は持続可能な開発の理念の下に、開発と環境に関するリオ宣言、気候変動枠組み条約、生物多様性条約、森林保護のための森林原則声明が、採択または表明された。そのための具体的な行動計画を記したアジェンダ21が採択され、貧困の撲滅、生物多様性の保全、有害廃棄物の移動の禁止、大気保全、砂漠化の防止、有害化学物質の管理など、多岐にわたる行動原則が定められた。会議では、環境破壊を先進国の責任として資金援助を求める途上国と援助の増額を避けたい先進国が対立、南北対立の構造はその後の国際会議でも再現。

(杉本裕明 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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