生木（読み）ナマキ

デジタル大辞泉 「生木」の意味・読み・例文・類語

なま‐き【生木】

１ 地に根を張って生きている木。
２ 切ったばかりで、まだ乾燥していない木。
[類語]木・樹木・木本・木木きぎ・花木・果樹・雑木・苗木・若木・成木・古木・老い木・老木・老樹・立ち木・埋もれ木・枯れ木・朽ち木・倒木・流木・名木・霊木・神木・大木・大樹・巨木・巨樹・低木・灌木・高木・喬木

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精選版 日本国語大辞典 「生木」の意味・読み・例文・類語

なま‐き【生木】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 地に根をはって、生き生きとしている樹木。
 (三)② 伐って間がなく、まだ乾燥していない木。
(一)[初出の実例]﹁薪︿略﹀生(ナマ)きには遅く火燃ゆ﹂(出典‥貞享版沙石集︵1283︶九)
 (四)③ 魚をいう、大工などの語。
(一)[初出の実例]﹁さかなを、なま木﹂(出典‥新ぱん普請方おどけ替詞︵1818‐30頃か︶)
  

なり‐き【生木】

  1. 〘 名詞 〙 果樹。
    1. [初出の実例]「木に百の枝も千万なり木哉〈宗房〉」(出典：俳諧・毛吹草（1638）六)

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普及版 字通 「生木」の読み・字形・画数・意味

【生木】せいぼく

なま木。

字通「生」の項目を見る。

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世界大百科事典（旧版）内の生木の言及

【サンゴ(珊瑚)】より


…　サンゴが着生する岩礁，広い意味ではサンゴ採取の海域を，水深に関係なく曾根︵そね︶と呼び，底引網の一種であるサンゴ網を使ってサンゴ原木が採取される。原木は採取時の状態によって，(1)海底に着生し，サンゴ虫が木に付着して成育している︿生木︵なまき︶﹀または︿新木︵しんき︶﹀，(2)木は海底に固着しているが，サンゴ虫はすでに枯死している︿枯木︵かれき∥しやれぎ︶﹀，(3)海底に倒れて，木の外部が腐食をうけている︿落木︵おちぎ︶﹀の三つに分類される。　宝飾用に使われるサンゴは八放サンゴ類のうちの︿貴重サンゴ(いわゆる本サンゴ)﹀で，色合いによって，赤色，桃色，白色に三大別される。…

※「生木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」

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