デジタル大辞泉 「雑木」の意味・読み・例文・類語 ぞう‐き〔ザフ‐〕【雑木】 雑多な木。また、用材にはならない木。炭や薪などにする。ざつぼく。ぞうぼく。 [類語]木・樹木・木本・木(き)木(ぎ)・花木・果樹・苗木・若木・成木・古木・老い木・老木・老樹・生木・立ち木・埋もれ木・枯れ木・朽ち木・倒木・流木・名木・霊木・神木・大木・大樹・巨木・巨樹・低木・灌木・高木・喬木 ぞう‐ぼく〔ザフ‐〕【雑木】 「雑木ぞうき」に同じ。 ざつ‐ぼく【雑木】 「ぞうき(雑木)」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「雑木」の意味・読み・例文・類語 ぞう‐きザフ‥【雑木】 (一)〘 名詞 〙 いろいろの樹木。また、用材にならない木。ぞうぼく。ぞうもく。 (一)[初出の実例]﹁しのぶ夕に七貫くさった 錦木も今は雑木に立かえて︿柳般﹀﹂(出典‥俳諧・物種集︵1678︶) (二)﹁の木、櫟(くぬぎ)の木、そね、どろぶの木、くさぐさの、雑木(ザフキ)も積むと﹂(出典‥長塚節歌集︵1917︶︿長塚節﹀明治三八年) ざつ‐ぼく︻雑木︼ (一)〘 名詞 〙 いろいろの木。また、薪にするほかに大した用途もない木。ぞうき。 (一)[初出の実例]﹁上野公園内の雑木(ザツボク)は已に黄落して﹂(出典‥花間鶯︵1887‐88︶︿末広鉄腸﹀上) (二)[その他の文献]︹宋史‐李昭伝︺ ぞう‐ぼくザフ‥【雑木】 〘 名詞 〙 =ぞうき(雑木)①[初出の実例]「雑木長三四丈已下」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)八月乙亥) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の雑木の言及 【雑木林】より …︿ぞうきりん﹀ともいう。有用材にならない樹種を雑木という。普通,針葉樹は用材としての価値をもつのに対し,広葉樹の中には用材として利用できない樹種が多い。… ※「雑木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」