真知（読み）シンチ

デジタル大辞泉 「真知」の意味・読み・例文・類語

しん‐ち【真知／真×智】

 
1真の知識。
2 仏語。真如実相を悟って得られる智慧。  

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精選版 日本国語大辞典 「真知」の意味・読み・例文・類語

しん‐ち【真知・真智】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 真の知識。また、真の道を体得した人の知恵。
(一)[初出の実例]﹁智も空々として一物なき時は能万事に応ず。知識のたくはへあるときは真知自然の照に非ず﹂(出典‥集義和書︵1676頃︶六)
 (二)[その他の文献]︹荘子‐大宗師︺
 (三)② 真理を悟った知恵。悟りを開いた智。
(一)[初出の実例]﹁経論の学業は、真智を熏修せしめざるゆゑに﹂(出典‥正法眼蔵︵1231‐53︶画餠)
 (四)③ 仏語。二智の一つ。絶対平等の道理を知る智。もののありのままの平等で差別のないことを知る、真如にかなった智。実智、根本智ともいう。
(一)[初出の実例]﹁善入仏慧通達大智到於彼岸者嘆レ心。仏慧謂真智。大智亦仏俗智。言既以レ慈為レ身。以二仏智一修レ心。則為二諸衆生一所依明也﹂(出典‥法華義疏︵7Ｃ前︶一)
  

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普及版 字通 「真知」の読み・字形・画数・意味

【真知】しんち

 
まことの知。︹列子、仲尼︺知りてをれ、能くして爲さざるは、眞知眞能なり。無知に發せば、何ぞ能くあらん。不能に發せば、何ぞ能く爲さん。
字通﹁真﹂の項目を見る。
  

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