精選版 日本国語大辞典 「禅堂」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐どう‥ダウ【禅堂】 〘 名詞 〙 ( 「坐禅堂」の略 ) 禅宗で、僧堂のこと。坐禅を修する堂。[初出の実例]「禅堂寂々架二海浜一、遠客時来訪二道心一」(出典:経国集(827)一〇・同安領客感客等礼仏之作〈島田渚田〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の禅堂の言及 【禅宗寺院建築】より …法堂の背後には方丈あるいは客殿など,住持の住房や高位の客の接待所があり,自然地形を利用して庭園も設けられた。中心伽藍の東西には食堂︵じきどう︶や大炊殿︵おおいどの︶にあたる庫院,衆僧が座禅をする禅堂がおかれ,これらに付属して浴室や便所である東司,西浄,後架︵こうか︶などがあった。三門の脇には経蔵,鐘楼,鼓楼がおかれ,経蔵には内部に回転式の輪蔵︵りんぞう︶をもつものもあった。… ※「禅堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」