称制(読み)ショウセイ

デジタル大辞泉 「称制」の意味・読み・例文・類語

しょう‐せい【称制】

 
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精選版 日本国語大辞典 「称制」の意味・読み・例文・類語

しょう‐せい【称制】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「制」は天子命令の意 ) 天皇が在位していないとき、皇后、皇太子などが臨時に政務をとり行なうこと。
    1. [初出の実例]「天皇崩于朝倉行宮、皇太子素服称制」(出典家伝(760頃)上)
    2. [その他の文献]〔史記‐呂后本紀〕

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改訂新版 世界大百科事典 「称制」の意味・わかりやすい解説

称制 (しょうせい)


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普及版 字通 「称制」の読み・字形・画数・意味

【称制】しようせい

 
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百科事典マイペディア 「称制」の意味・わかりやすい解説

称制【しょうせい】

元来は中国で天子が幼少のとき皇太后(こうたいごう)が代わって政治を行うことをさした。日本では先帝死去の後,即位式を行っていない新帝あるいは皇族が執政することをいい,清寧(せいねい)の死後に姉が,斉明の死後に中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(天智天皇)が,天武の死後に皇后(持統天皇)が称制した。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「称制」の解説

称制
しょうせい


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世界大百科事典(旧版)内の称制の言及

【皇位継承】より

…また鎌倉時代以後は,皇嗣の選定について朝廷と幕府の間の交渉に日時を要した場合も数例ある。なお斉明の皇太子中大兄(天智天皇),天武の皇后鸕野讃良(持統天皇)は,天皇没後,皇位につかずに数年にわたり執政したが,これを〈称制(しようせい)〉といった。81代安徳が平氏に擁されて西海に幸した後,京都において後鳥羽が践祚し,1年余にわたって2人の天皇が存立し,また96代後醍醐の譲位否認のもとで光厳が践祚し,爾後50余年にわたって南北両朝が併存対立した。…

※「称制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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