竦まる(読み)スクマル

デジタル大辞泉 「竦まる」の意味・読み・例文・類語

すく‐ま・る【×竦まる】

[動ラ五(四)]からだがこわばる。すくむ。
「小野さんは…暗い部屋のなかに―・る様な気がした」〈漱石虞美人草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「竦まる」の意味・読み・例文・類語

すくま・る【竦】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 身がちぢまる。すくむ。
    1. [初出の実例]「調ぶとは音にぞ聞きし琴の音をまことにかとも弾きし宵かな。立ち帰りすくまりてこそ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)
    2. 「身は物怖(ものおぢ)に竦(スク)まりき」(出典白羊宮(1906)〈薄田泣菫妖魔自我』)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

タコノキ


12m7cm()...


コトバンク for iPhone

コトバンク for Android