精選版 日本国語大辞典 「葛粽」の意味・読み・例文・類語 くず‐ちまき【葛粽】 〘 名詞 〙 葛粉に砂糖と水をまぜてこね、ちまきのように笹などの葉につつんで蒸した菓子。〔玩鴎先生詠物雑体百首(1794)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「葛粽」の解説 くずちまき【葛粽】 和菓子の一種。くず粉に水と砂糖を加えて火にかけて練り、ちまきのように細長い円錐(えんすい)形に笹の葉で包んで蒸したもの。◇﹁水仙ちまき﹂ともいう。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の葛粽の言及 【ちまき(粽)】より …朝比奈ちまきは,中国では6世紀の︽斉民要術︾,日本では︽和名抄︾が記載した製法をそのまま伝えたもので,いまでも︿あくまき﹀の名で鹿児島地方で行われている。また,︽古今名物御前菓子図式︾(1761)には,葛︵くず︶ちまき,小倉ちまきなどの記載があり,これらは葛,ようかん,ういろうを材料とした水仙ちまき(葛ちまき),ようかんちまき,ういろうちまきなどとして現在でも端午の節句が近づくと菓子屋の店頭で見ることができる。ところで,日本語のちまきは飯や餅をチガヤなどの葉で巻き込んだための名であり,漢字を使うようになったとき,これに︿粽﹀の字をあてたものである。… ※「葛粽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」