デジタル大辞泉 「課」の意味・読み・例文・類語 か【課】[漢字項目] ﹇音﹈カ︵クヮ︶︵呉︶︵漢︶ ﹇学習漢字﹈4年 1 仕事・勉強・税などを義務として割り当てる。﹁課業・課税・課題・課徴金/公課・賦課﹂ 2 割り当てられた仕事や勉強。﹁課外・課程・課目/学課・正課・日課・放課後﹂ 3 官庁や会社の事務の一区分。﹁課長/庶務課﹂ か︹クワ︺︻課︼ 1事務機構の小区分。多く局・部の下にあり、係の上にある。﹁人事異動で課が変わる﹂﹁資材課﹂ 2 教科書などの内容のひと区切り。単元より小さい単位。﹁前の課を復習する﹂﹁第一課﹂ [類語]省・庁・局・署・セクション 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「課」の意味・読み・例文・類語 かクヮ【課】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 割り当てられた仕事、負担、租税。 (一)[初出の実例]﹁務為二欺謾一、以邀二其課一﹂(出典‥続日本紀‐霊亀二年︵716︶四月乙丑) (二)[その他の文献]︹旧唐書‐職官志︺ (三)② 令制で、官吏の登用試験をすること。→課試(かし)。 (一)[初出の実例]﹁釈云。考。考校。課。課試也。言年終功過考校。并芸業伎能課試。有レ数也﹂(出典‥令集解︵868︶考課) (四)③ 官庁、会社などにおける事務分担の小区分。局、部より下で係より上。﹁人事課﹂など、接尾語的にも用いる。 (一)[初出の実例]﹁官等に些(ち)とばかりに高下は有るとも同じ一課の局員で﹂(出典‥浮雲︵1887‐89︶︿二葉亭四迷﹀二) (五)④ 教科書などの一区切り。﹁第一課﹂など、接尾語的にも用いる。 (一)[初出の実例]﹁余は此の課を以て此の本を終はらんとす﹂(出典‥小学読本︵1884︶︿若林虎三郎﹀一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の課の言及 【人頭税】より …各個人に頭割りに課す税をいう。ヨーロッパ諸語ではpoll tax(英語),Kopfzins(ドイツ語),capitation(フランス語)といい,いずれも〈頭〉を意味する語を含んでいる。… ※「課」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」