世界大百科事典(旧版)内の諷諭詩の言及
【白居易】より
…唐代の著名な文人のなかでは,官僚として最も高い地位に達した人物といえる。 青年時代には,詩とは暇つぶしのおもちゃではなく,︽詩経︾以来の伝統を受け継ぎ,民衆を救い政治の誤りを正すためのものだと主張,︿新楽府︵しんがふ︶﹀その他一群の社会詩を作り,︿諷諭詩﹀という部類を立てた。︿新楽府﹀とは漢代の歌謡︿楽府﹀のあとを継いで,民間の実情を皇帝に知らしめるという,︿楽府﹀本来の主旨にもどらんとするものであった。…
※「諷諭詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」