通論（読み）ツウロン

デジタル大辞泉 「通論」の意味・読み・例文・類語

つう‐ろん【通論】

 
1世間一般に認められている意見。定論。﹁戦争反対は社会の通論だ﹂
2 全般にわたって論じたもの。﹁経済学通論﹂
[類語]論説・説明・解説・説く・達意・論ずる・言説・総論・汎論・概論・概説・略説・各論・総説・要説・補説・図説・敷(ふえ)衍(ん)  

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精選版 日本国語大辞典 「通論」の意味・読み・例文・類語

つう‐ろん【通論】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 世間に通用する意見。一般に認められている議論。公論。定論。
(一)[初出の実例]﹁才得而後帝者之業樹矣。是古今君子之通論也﹂(出典‥空華集︵1359‐68頃︶一三・政府賀章序)
 (二)﹁故に昔年の異端妄説は今世の通論なり﹂(出典‥文明論之概略︵1875︶︿福沢諭吉﹀一)
 (三)② 事理に通じた議論。︹後漢書‐沛献王輔伝︺
 (四)③ ( ━する ) ある事柄全般にわたって論じること。また、そのもの。﹁哲学通論﹂﹁経済学通論﹂
(一)[初出の実例]﹁通論(ツウロン)に云(いわく)、天に二つの日なきを以て、○の字の内に一を書とは誤りなり﹂(出典‥談義本・成仙玉一口玄談︵1785︶五)
  

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普及版 字通 「通論」の読み・字形・画数・意味

【通論】つうろん

 
事理にあう論。晋・杜預︹春秋左氏伝の序︺仲尼︵孔子︶を素王とし、丘︵左氏︶を臣とするは、論に非ざるなり。
字通﹁通﹂の項目を見る。
  

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