銀行(読み)ギンコウ(英語表記)bank

翻訳|bank

デジタル大辞泉 「銀行」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐こう〔‐カウ〕【銀行】

 
1
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[]  

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精選版 日本国語大辞典 「銀行」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐こう‥カウ【銀行】

 

(一)   ( [] bank  )
(二) (  ) 
(一)[](1871︿)
(三) 便


(1) bank 
(2)

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改訂新版 世界大百科事典 「銀行」の意味・わかりやすい解説

銀行 (ぎんこう)
bank




 調使

 1989便︿便便便便

192728

 501981682411192023271189093233

 50︿調1926816

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19812︿調1調1947

197010%71貿7327310OPEC

 1973-741970退196575

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 1CD調231調ALM2貿

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19525350

 60

 65

 75

 cash dispenserCDautomatic depositerADautomatic teller machineATM196979使82933002500



firm banking198210834

EDIElectronic Data Interchange

 使19977︿JCB1998210︿VISA使

 ︿19975︿︿︿


西34003200殿2acceptance creditreceptum4

 213141407tratte17

169419Thomas Joplin183334J.W.Gilbart70banque de dépôtHenri Germain

 banque d'affaires1852G.von Mevissen184853

 merchant banker194D

 201870consortiummultinational bank190519

19222321991unit bank1863National Bank Act19351913Federal Reserve Act1218701919Edge ActEAC60


使187251118698

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「銀行」の意味・わかりやすい解説

銀行
ぎんこう
bank 英語
Bank ドイツ語
banque フランス語




 調調調7調(1)(2)(3)(1)(3)9

 ()

 

 20201016

銀行の機能




 10

 201931343191

 姿

 200020001002018557080

 20201016

銀行経営の基本原理

銀行経営にかかわる基本原理として、収益性、安全性、公共性の3原理がある。収益性の原理と安全性の原理は、収益を求めつつ危険負担や損失をできる限り回避しようとするという、銀行に限らずあらゆる営利的企業に通じる一般的原理である。これに対して公共性の原理は、お金を預かり、企業や個人に資金を供給するという、銀行の公共的役割からくる責任のことである。「先だつものは金」ということばのとおり、企業活動も家計も、お金の融通の優先度は非常に高い。円滑な金融はさまざまな経済主体の経済活動の円滑化につながり、逆にその目詰まりは各種の経済活動に負の影響を与えてしまう。金融庁の金融行政や日銀のプルーデンス政策の目的は、安心して資金のやりとりができる金融環境を提供することであり、民間の各銀行はこれらの当局と協力して金融システム(金融機関の市場を通じた相互関係)を構築している一員としての役割を担っている。また、有事における預金者保護のためのペイオフの仕組み(預金保険制度に加盟している銀行の場合、1000万円までの普通預金等が保護される仕組み)が構築されているのも、銀行の役割の公共性を踏まえた仕組みと考えられる。

 また、安全性という観点から銀行の経営を考えてみると、現代的な観点では、やはり金融行政やプルーデンス政策との関係で理解をする必要がある。金融システムの安全性(または健全性)は、個別の金融機関の経営の健全性が実現すれば担保されそうである。実際、政策当局は金融機関の健全性を確保するための不断のチェックを行っており、金融庁は検査、日銀は考査を実施している。しかし、このようなミクロ・プルーデンスだけでは不十分だというのが現代的な考え方であり、マクロ的視点からのプルーデンスの必要性も、とくに2008年の国際金融危機以降は国際的にも意識されている。このマクロ・プルーデンスでは、実体経済と金融市場および金融機関行動の相互関係に注目し、金融システム全般にかかわってくるリスクを把握して政策的な対応をしていく必要があると考える。以上のマクロ・ミクロのプルーデンス政策は、当局と個々の金融機関の連携のもとで初めて機能していく。そのなかでも、個別の金融機関がとくに意識するのがバーゼル合意(バーゼル規制ともいう)とよばれる自己資本比率に関するルールである。これは、バーゼル銀行監督委員会(通称、バーゼル委員会)の定める国際的に活動する銀行の自己資本比率等に関する国際統一基準であり、2020年時点では第3世代のバーゼルⅢが運用されている。銀行が直面するさまざまなリスクに対する備えとして各銀行が保有する自己資本の量を健全性の目安とする仕組みである。ただし、銀行の保有する資産の中身(リスクの度合い)しだいで必要な資本量も異なる。旧世代のバーゼル合意では比較的単純な計算方法が採用されていたが、現行のバーゼル合意ではよりきめ細かく複雑な算出方法が採用されている。また、自己資本比率に関するルールだけでは金融システムの健全性の担保には不十分なことから、流動性比率(流出資金額に対する現金化可能な資産の割合)に関する規制や景気変動を考慮した規制を定め、旧合意よりもより網羅的なルールを定めた仕組みとなっている。

[平田英明 2020年10月16日]

銀行の業務


5659()321011021112

 

 

 20201016
預金業務

使

 

 使3

 20201016
為替業務

為替業務は、一般的にいえば預金口座を基礎とした隔地間の貨幣請求権の移動である。その地域的範囲により、内国為替業務と外国為替業務に区別され、後者は「外国為替及び外国貿易管理法」という独自の法律によって規制を受けていたが、1998年(平成10)4月に施行された「外国為替及び外国貿易法」によって完全自由化された。内国為替業務とは国内の隔地間の送金、振込、取立ての資金取引業務のことである。1973年(昭和48)に全国銀行データ通信システムが導入されて以来、為替取引の合理化が進捗(しんちょく)し、全国銀行データ通信センターのコンピュータで毎日の為替取扱高が集中計算されている。その結果は日銀へデータ通信で通知され、日銀の為替決済口座で各行の為替決済尻(じり)が決済される仕組みが整備された。

[鈴木芳徳・平田英明 2020年10月16日]

貸出業務



 調調2000

 (1)調(2)(3)(2)(3)(4)

 20201016
有価証券投資

1990

 20201016
その他の業務

前記の有価証券投資のほかに、普通銀行の付随業務としては、債務の保証または手形の引受け、有価証券の貸付、国債・地方債もしくは政府保証債の引受けおよび募集の取扱い(いわゆる窓口販売)、金銭債権(譲渡性預金のほか、財務省令で定める証書をもって表示されるものを含む)の取得または譲渡、地方債または社債その他の債券の募集の受託、銀行その他金融業を行う者の業務の代理、国・地方公共団体・会社などの金銭の収納その他金銭に係る事務の取扱い、有価証券・貴金属その他の物品の保護預り、両替などがあげられる。これらの付随業務は、固有業務に伴って必然的に生じる業務である。

 なお、新銀行法によって、国債、地方債、政府保証債といった公共債の証券業務が行えるようになった。さらに、1992年に成立した金融制度改革関連法に基づき、保有株式数が発行済株式の50%を超える証券子会社を通じて証券業務にも進出できることになった。現在、日本の銀行は、投資信託を売り、保険も取り扱うなど、多様な金融サービスを提供する金融機関となっている。

[鈴木芳徳・平田英明 2020年10月16日]

銀行制度の歴史

銀行の起源

殿


中世の銀行

11沿貿貿15

 1609簿

 16171660


近代的銀行制度の形成

1694120

 1819簿

 調17733

 退182518261833

 18331844

 

 1844

 1870

 20


日本における銀行制度の変遷



 ()

1 186928

 18711872National Bank Act使()187641876()1879151

 1877西()()18821884

 

 ()1890189318931893190134545186723441

 19001880貿()189919091911

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 1901192723192811001926142019307821935466

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百科事典マイペディア 「銀行」の意味・わかりやすい解説

銀行【ぎんこう】

 
調169418723
 

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「銀行」の解説

銀行
ぎんこう

社会的遊休資金を預金・債券などの形態で集中し,長短資金として必要な箇所に再配分する機関。第2次大戦前の日本の銀行制度は日本銀行を中央銀行とし,これに特殊銀行・普通銀行・貯蓄銀行をもって構成された。特殊銀行は1880年(明治13)設立の横浜正金をはじめとして,97年日本勧業・各府県農工・北海道拓殖,99年台湾,1902年日本興業,11年朝鮮の各行が設立された。第2次大戦後に特殊銀行は解散または普通銀行に転換した。普通銀行は1872年公布の国立銀行条例によって設立された各国立銀行を中心として,93年の銀行条例にもとづき1901年までに1867行が設立された。財閥系の大銀行を頂点とし,下部に多数の弱小銀行を配する重層的構成をとったが,昭和恐慌から第2次大戦下にかけて弱小銀行の淘汰,地方的合同をへて,都市・地方の2群の構成となった。また1890年の貯蓄銀行条例にもとづき,大衆の零細預金を扱う貯蓄銀行がうまれたが,第2次大戦後は普通銀行に転換した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「銀行」の意味・わかりやすい解説

銀行
ぎんこう
bank

 
調 ()  ()   

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普及版 字通 「銀行」の読み・字形・画数・意味

【銀行】ぎんこう

両替店。

字通「銀」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の銀行の言及

【海底地形】より


 pinnacle bank

【堆】より

…比較的浅い海底の高まりで,海上航行には十分な深さを有するもの。バンクともいう。海底物質は岩でも堆積物でもよい。普通は大陸棚にある浅所に用い,さらに沖合にある約200m以深の孤立した高まりは海山または海丘と呼ぶが,厳密な定義はない。大洋中の200m以浅の高まりを大洋堆ということがある。堆では湧昇流がおこりやすく好漁場となるので,古くから漁民によって呼名がつけられている。日本の海図ではこうした慣習名を図載している。…

【両替】より

…また三都間の為替取組み(江戸為替,上方為替,逆為替)を行うことで多額の資金を集積し,それを元手に,あるいは超えて手形を発行し,商業信用の拡大に貢献した。単なる金銭の両替行為から出発した両替屋が,商品取引資本と連係することで業務内容を拡大し,今日の銀行のように預金,貸出,手形発行を行い,信用創立をなした。銭両替は,米その他の商品売買にも従事し,それによる溜銭を運用してもっぱら銭の両替を主務とした。…

※「銀行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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