雁山（読み）ガンザン

デジタル大辞泉 「雁山」の意味・読み・例文・類語

がん‐ざん【雁山】

⇒雁門がんもん

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精選版 日本国語大辞典 「雁山」の意味・読み・例文・類語

がん‐ざん【雁山】

  1. ＝がんもん（雁門）[ 二 ][ 一 ]
    1. [初出の実例]「前途程遠し、思いを雁山の暮の雲に馳す。後会期遙かなり、纓を鴻臚の暁の涙に霑す〈大江朝綱〉」(出典：和漢朗詠集（1018頃）下)
    2. [その他の文献]〔江淹‐別賦〕

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日本歴史地名大系 「雁山」の解説

雁山
かりやま


大(だい)聖(しよ)寺(うじ)瀬(せご)越(え)町の背後にある瀬越山の西、塩(しお)屋(や)町にまで続く砂丘。日本海から吹く強い北西風が運ぶ砂によって大聖寺川河口の江(えぬ)沼(ま)潟が埋没して成立したと伝える。この地域では砂害がひどかったため大聖寺藩では天明六年︵一七八六︶片(かた)野(の)村より塩屋村にかけて砂除けの植林を命じ︵﹁日記頭書﹂加賀市史料︶、さらに文政七年︵一八二四︶より小塚秀得が植物方奉行となり、本格的に植林を行った。

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