(読み)エラ(英語表記)gill

翻訳|gill

デジタル大辞泉 「鰓」の意味・読み・例文・類語

えら【×鰓/×腮/×顋】

 
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精選版 日本国語大辞典 「鰓」の意味・読み・例文・類語

えら【鰓・腮・顋】

 

(一)  
(二) 160304
(三) (  ) 
(一)[]()(1822)
 

きだ【鰓】

  1. 〘 名詞 〙 魚のえら。あぎと。
    1. [初出の実例]「大魚(おふを)の支太(キダ)衝き別けて」(出典:出雲風土記(733)意宇)

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改訂新版 世界大百科事典 「鰓」の意味・わかりやすい解説

鰓 (えら)
gill


調

gill chamber22使1

gill slit沿gill archgill lamella25725退gill cover1使

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鰓」の意味・わかりやすい解説


えら
gill

水生動物の呼吸器官。繊毛や筋肉の運動によって送られる水に直接触れ,酸素と二酸化炭素を交換。形状は一般に櫛状,格子状,毛束状,ブラシ状。魚類では消化管が咽頭部でふくらみ,外界と通じて数対の櫛状鰓を形成 (内鰓) 。硬骨魚類には外側から鰓部をおおう鰓蓋がある。両生類の有尾類と幼生初期無尾類の鰓は,咽頭部で単に体壁が突出分枝するだけ (外鰓) 。無脊椎動物の鰓は一般に外鰓で,その形状,形成部域などにより種々分類される。甲殻類で脚鰓,関節鰓,側鰓,書鰓,水生昆虫で気管鰓,直腸鰓,尾鰓,軟体動物で本鰓,背鰓,外套鰓,ウニ類で皮鰓,ホヤ類で鰓嚢などがある。また無脊椎動物で触手と呼んでいるものは,鰓の機能をもつことが多い。

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【魚類】より

…魚類は古生代の前期に最初の脊椎動物として地球に姿を現した動物群で,現在では種類数も多く,生息範囲も地球表面積の71%を占める海洋から陸水域にわたりすこぶる広い。古代エジプトの遺跡壁面には魚が頻繁に描かれ,また養魚法の古典《養魚経》は春秋時代に陶朱公(越の范蠡(はんれい))によって著されたと伝えられている。海に囲まれ水に恵まれた日本でも魚を食用としてきた歴史が古いことは,いたるところの貝塚の発掘品からも,また《風土記》《延喜式》など古文書の記録からも明らかである。…

【呼吸】より

…18世紀にはフロギストン(燃素)説の誤りを経て,ラボアジエが燃焼での酸素の役割を確定する。呼吸も体内での酸化として位置づけられたが,熱をだす燃焼と同じことが体内でも起こると考えられたので,J.L.ラグランジュは,肺のみで燃焼が起これば肺は高熱になりすぎると論じた。ここからかえって,酸素は全身末梢組織に分配されるはずだとの正しい見通しが生まれた。…

【肺】より

…空気中から体内(血液中)に酸素をとり込み,体内でつくられた炭酸ガスを空気中へ排出するガス交換(外呼吸)の機能を果たしている。肺は魚類のうきぶくろ(鰾)と同じ起源と考えられている。
【肺の起源】
 酸素の摂取に関しては,魚類のようにえら(鰓)によって水中からとり込むことに比べ,空気中からとり込むことははるかに有利である。…

※「鰓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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