デジタル大辞泉 「十二月」の意味・読み・例文・類語 じゅうに‐がつ〔ジフニグワツ〕【十二月】 一年の12番目の月。最後の月。師(しわ)走(す)。極(ごく)月(げつ)。臘(ろう)月(げつ)。︽季 冬︾﹁―上野の北は静かなり/子規﹂ [類語]師(しわ)走(す)・極(ごく)月(げつ)・臘(ろう)月(げつ)・乙(おと)子(ごづ)月(き)・限(かぎ)りの月(つき)・年(とし)積(つみ)月(づき)・雪(ゆき)月(づき)・苦(くか)寒(ん)・大(たい)呂(りょ)・臘(ろう)・季(きと)冬(う)・晩(ばん)冬(とう)・丑(うし) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「十二月」の意味・読み・例文・類語 じゅうに‐がつジフニグヮツ【十二月】 (一)〘 名詞 〙 (二)① 一年の月数。一年一二か月。じゅうにがち。じゅうにげつ。 (一)[初出の実例]﹁十二月和名 睦月︵正︶衣更著︵二︶︿略﹀霜月︵十一︶四極︵十二︶﹂(出典‥和漢名数︵1678︶二) (三)② 一年で一番最後の月。年の終わりの月。師走(しわす)。極月(ごくげつ)。じゅうにがち。じゅうにげつ。︽ 季語・冬 ︾ (一)[初出の実例]﹁十二月のすえに、人の家ごとにはらう、すす﹂(出典‥名語記︵1275︶六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「十二月」の意味・わかりやすい解説 12月じゅうにがつDecember 英語Dezember ドイツ語décembre フランス語 1年12か月の最後の月。節は中冬で、冬も大分厳しくなって寒さも加わり、日脚も短くなって暮れやすく、22、23日ごろには昼がもっとも短く夜がいちばん長い日、冬至がやってくる。陰暦12月は師走(しわす)ともいい、晩冬の節で、冬も最盛期を迎えるとともに、慌ただしく人々が往来する年の暮れがやってくる。1年の終わりの月であるため、極月(ごくげつ)の称があり、師走の称は陽暦の12月の異称としても習慣的に用いられるが、これは、このことばが年末の激しい人事往来を連想させる語感をもっていることによるようである。この月の晦日(みそか)は1年最後の日たる大晦日で、この日の夜はとくに除夜とよんで、寺院では百八つの鐘をつき、家々では年越しそばといってそばを食う習慣などがある。 ﹇宇田敏彦﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例