世界サンタ協会、クリスマスパーティー券を裏金還流か 26日にも強制捜査 これは嘘ニュースです
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クリスマスパーティー券をめぐる還流の構図
サンタクロースでつくる業界団体﹁世界サンタクロース協会︵WSCA︶﹂が、同会主催のクリスマスパーティーを通じて組織ぐるみで裏金を作っていた疑いがあることが25日までにわかった。収入の一部を所属サンタにキックバック︵還流︶していた。告発を受理した地検特捜部では、クリスマスが終わる26日にもWSCA本部に強制捜査に入る見込み。
関係筋によると、WSCAはクリスマスパーティー券を所属サンタに販売ノルマとして割り当て、ノルマ以上に販売したサンタに対し利益を還流していた。1億円近く還流を受けたサンタもいるとみられ、特捜部では近く複数の幹部サンタとトナカイから任意で事情を聞く方針だ。 WSCAは子どもへのクリスマスプレゼントの購入資金にあてる目的でパーティー券を販売。またプレゼントの選定から配送まで一貫して担う同協会は、公益性の高い事業として公的支援を受けており、クリスマス資金規正法によって収支報告が義務付けられている。 だが、還流金を受け取った所属サンタの多くはクリスマス資金報告書に記載せずに裏金化していた。ある中堅サンタは還流があったことを認めた上で、﹁トナカイのエサ代、子どもから届いた手紙への返信費用など活動資金にあてた。サンタは金がかかる﹂と説明するが、活動費は文書通信給餌費︵文通費︶として国から月100万円が別途支給されている。元検察の坂本義太夫氏は﹁裏金の大半は自分へのクリスマスプレゼントになったのではないか﹂と指摘する。 クリスマス市場を独占するWSCAは玩具メーカーとの関係が深く、パーティー券の購入者にも玩具業界関係者が多い。近年子どもの間からは﹁プレゼントが特定のメーカーの商品に偏っている﹂という不満も上がっており、﹁WSCAはプレゼントの選定と配送を別団体として分割すべきだ﹂と指摘する専門家も多い。 坂本氏は﹁権力が集中するところには必ずおごりや腐敗が生まれる。サンタのみに依存しない選択肢を検討した方が健全なクリスマスに回帰できるのではないか﹂と考えを述べた。
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<BOOK>ルックバック
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって──。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
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