Webサイトの制作・管理やブログ運営をしていると誰もが他のサイトの動向が気になるだろう。同業の競合サイトはどうやって集客しているのだろう?自分が目標としている人気ブロガーのPV数はどれくらいなんだろう?誰しも思うところである。
Google Analyticsを使えば自分の管理するサイトの数値は簡単に把握できるが、当然他サイトの状況は掴めない。また、毎月あがってくる自サイトの統計データ︵訪問者数、月間PV、滞在時間など︶も比較対象がないことには、正確に評価できない。
そういうときに役立つ﹁他サイトのSEO評価ができるツール﹂を紹介する。ビジネスでWeb制作や管理をしているWebデザイナーは、クライアントへのレポートにも活用できるだろう。
SimilarWeb
https://www.similarweb.com まずイチオシがこのSimilarWeb。調べたいサイトのアドレスを入力するだけで、﹁ん?ここまで知っていいのか?﹂と一瞬ひるんでしまうくらいのデータが出てくる。セッション数、PV数、滞在時間、直帰率などはもちろん、ユーザの流入経路や検索ワードまでこと細かに表示される。 せっかくなので、気になるサイトを遠慮無く覗いてしまおう。コーヒー片手に眺めるだけでも楽しめる。 試しに、hatenablog.comを調べてみる。 はてなブログは国内ランキング42位。 当然のようにPVや滞在時間、直帰率も公開される。 訪問者の流入元の比率。はてなブログは検索からの流入が大半。 そして、外部からの訪問者流入の経路もこの通り一目でわかってしまう。feedlyからブログ読者の流入が多く、アフィリエイト先のamazonに多く流出している、など。 ここまで見えてしまうと怖い気もするが、しっかり参考にして自サイトの改善に役立てよう。逆に他人もまた、自分のサイトを覗いて研究しているということでもある。 ※数値はあくまで参考程度に。Mobile Website Speed Testing Tool - Google
https://testmysite.thinkwithgoogle.com 次は、つい最近Googleが公開したモバイル向けのサイト速度チェックツール。 モバイルユーザーの半分は、ページが3秒以内に表示されなければ離脱する - Google とGoogleも言うように、モバイル︵スマホ︶向けのページ表示速度は非常に重要視されている。 もちろん、企業サイトだけの話ではない。ブログ運営者も自分のサイト速度をきちんと把握しておこう。いまや訪問者の6割以上はスマホからアクセスだ。3秒以内にファーストビューが表示されなければ、半分の読者がブログを読まずに去っていると考えよう。 こちらもサイトのアドレスを入力するだけで、サイトの速度が計測され、分析結果と改善案が提示される。 今度は、このブログ︵http://lifeiscolourful.hatenablog.com︶でテストしてみる。分析結果は、モバイルフレンドリーのスコアが99点、モバイルのサイト速度評価が69点、PCの速度評価が71点と表示されたなった。 各項目の詳しい分析結果が見れる。問題点があれば列挙されていて、各問題点への対策をアドバイスしてくれる。 速度評価については、JavaScriptやCSS、画像の読み込み速度に関する項目などがある。下のように赤いバツマークが出ていれば、改善要の項目ということ。表記は英語だがそれほど難しい内容ではない。改善アドバイスは日本語でされる。 PRnibbler
http://nibbler.silktide.com nibblerはサイト全体の評価をしてくれる。 こちらも、Webサイト管理している人は知っておいて損はないだろう。SEOやアクセシビリティなどあらゆる側面からサイトを分析してレポートを表示してくれる。MuStat
http://www.mustat.com MuStatもサイト全体を評価しレポートを提示してくれるという点ではnibblerと同じだが、MuStatがおもしろいのは、そのサイトの価値︵USドル︶を金額で表示してくれるところ。 ちなみに、Hatenaブログの価値は$7,232,576、Googleは$52,704,399,050。SEOチェキ
http://seocheki.net 日本語のサイトの中では、SEOチェキが一番いいかもしれない。被リンク数やランクなどのSEO評価や検索順位のチェックもまとめてできる。SEO以外にも、Webデザイナー初心者に役立つツールやコンテンツは全てこちらで惜しみなく紹介している。参考になれば。