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15 Jul 2007 - 06 Dec 2009
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島木赤彦 【しまき あかひこ】

明治91217日〜大正15327日。主観と感傷を排した客観写生を第一とし、東洋的・諦観的な、静謐な歌を作った。


代表歌集
  • 「切火」 大正4
  • 「氷魚」 大正9
  • 「太虚集」 大正13
  • 「柿陰集」 大正15

代表作品

椿の蔭をんな音なく来りけり白き布団をしにけるかも (『切火』大正4

夕焼空焦げきはまれる下にして氷らんとする湖の静けさ (『切火』大正4

幼な手に赤き銭ひとつやりたるはすべなかりける我が心かも (『切火』大正4)※1

高槻のこずゑにありて頬白のさへづる春となりにけるかも (『太虚集』大正13

みづうみの氷は解けてなほ寒し三日月の影波にうつろふ (『太虚集』大正13

或る日わが庭のくるみに囀りし小雀来らず冴え返りつつ (『柿蔭集』大正15

隣室によむ子らの声きけば心に沁みて生きたかりけり (『柿蔭集』大正15)※2

信濃路はいつ春にならん夕づく日入りてしまらく黄なる空のいろ (『柿蔭集』大正15

信濃路に帰り来りてうれしけれ黄に透りたるの色は (『柿蔭集』大正15

我が家の犬はいづこにゆきぬらむ今宵も思ひいでて眠れる (『柿蔭集』大正15)※3

(その他)




1 故郷に家族を残し、単身上京する時の歌。自分の子供に小遣い(一銭銅貨)を渡している場面を描いている。
2 死期近い病の床にあった作者が、子供の声に勇気付けられる歌。
3 作者の生前最後の歌。


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