About this capture
COLLECTED BY
Collection: alexa_web_2009
「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの (『サラダ記念日』昭和62) 思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ (『サラダ記念日』昭和62) 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 (『サラダ記念日』昭和62) 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ (『サラダ記念日』昭和62) 愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う (『サラダ記念日』昭和62) はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり (『かぜのてのひら』平成3) 四万十に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら (『かぜのてのひら』平成3) いくつかのやさしい記憶 新宿に「英」という店あってなくなる (『かぜのてのひら』平成3) 水蜜桃の汁吸うごとく愛されて前世も我は女と思う (『チョコレート革命』平成9) 焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き (『チョコレート革命』平成9)※1 ※1 不倫をうたった作品。