「超薄型コンドームの開発は順調」、B・ゲイツ氏
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︻9月19日 AFP︼米マイクロソフト︵Microsoft︶創業者で慈善家のビル・ゲイツ︵Bill Gates︶氏は18日、開発のために同氏が資金提供した極めて薄い皮膚のような﹁次世代型コンドーム﹂の開発が順調に行われていることを明らかにした。このコンドームは、より多くの性的快感をもたらす上に人口抑制の効果もあり、また先進国の開発事業者から資金援助が得られる可能性もあるという。
世界有数の富豪であるゲイツ氏は昨年、同氏が代表を務める慈善財団﹁ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団︵Bill and Melinda Gates Foundation︶﹂を通じ、﹁次世代型﹂の超薄型コンドーム開発の立ち上げ資金として2か所の研究機関に10万ドル︵約1000万円︶ずつを提供した。
この資金によって、英マンチェスター大学︵University of Manchester︶では、超薄型の導電性素材グラフェンを使用したコンドームの研究が行われている。またオレゴン大学︵University of Oregon︶で開発中のポリウレタン製のコンドームは、現在市販されている最高級のコンドームの半分以下の薄さでペニスに密着するタイプになるという。
開発の目的は、避妊やヒト免疫不全ウイルス︵HIV︶など性感染症の伝染予防のために、より多くのカップルにコンドームの使用を勧めることだという。ゲイツ氏は、﹁先進国には︵薄型コンドームの︶市場があるはずだ。改良の余地が残されている﹂と語った。(c)AFP