【6月1日 AFP】ブラジルでは状況が混乱するとよく軍が動員される。だから、先月後半に始まったトラック運転手によるストライキの最中、兵士たちが配備されたのを見ても驚きはなかった。しかし今回違うのは、国全体を軍が乗っ取ることを求める大きな声が上がっていることだ。

 運転手たちがストを始めたきっかけは燃料費の高騰に対する抗議だった。だが、ストに対する大衆の支持からうかがえるのは、危機的状況にあるブラジル経済、不人気な政府、汚職のまん延などに対するもっと広範な不満だ。

 中道右派のミシェル・テメル(Michel Temer)大統領は対抗策として、ストライキに参加していないトラックがピケラインを通過するのを護衛するよう軍に命じた。しかし到着した軍に対し、ストライキの参加者の多くは怒りぶつけるどころか「今すぐ介入を!」の横断幕を掲げて歓迎した。


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 Alexandre Bastos43

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(c)AFP/Sebastian Smith