328 AFPMaori28

 7Kiingi Tuheitia Potatau te Wherowhero VII

 トゥヘイティア王は、クジラの個体数を回復させるため、適切な環境で暮らす権利など、人間が生まれながらに持っている権利を与えるべきだとして、「祖先の歌の響きが弱まり、クジラのすみかはおびやかされているので、今すぐ行動を起こさなければならない」と訴えた。

 また、クジラに人間と同じ権利を与えることは「われわれの宝や、祖先、そしてクジラを守るマント」になるだろうとも述べた。

 トゥヘイティア王らは、先住民の知恵と科学を組み合わせて「より総体的なアプローチ」によってクジラを保全することを提唱。海洋保護区の設定が重要な一歩になると主張している。

 ニュージーランドには、マオリにとって重要な河川や山などの自然に法的人格を認める法律を制定した前例がある。(c)AFP/Ryland JAMES