シューマッハ家を恐喝し大金要求、独当局が親子の男2人逮捕
発信地:ベルリン/ドイツ
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︻6月25日 AFP︼フォーミュラワン︵F1、F1世界選手権︶の伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ︵Michael Schumacher︶氏︵55︶の家族を恐喝した疑いで、親子の男2人が逮捕されたと、ドイツ検察が24日に公表した。
独西部ブッパータール︵Wuppertal︶の検察によると、容疑者はシューマッハ家の代理人に接触して﹁公開されたくないと思われる﹂ファイルを入手したとして、﹁オンラインでの公開を阻止したければ数百万ユーロを支払うよう要求した﹂とされている。また、機密文書にアクセスした証拠として、一家に﹁個別のファイル﹂を転送していたという。
現役時代にF1で通算7度の年間優勝を誇ったシューマッハ氏は、2013年に仏アルプス︵French Alps︶でのスキー中に頭部に重傷を負って以降、公の場に姿を現しておらず、現在はスイスの自宅で看護を受けている。
今回の事件について、ドイツの捜査当局にはスイス当局から情報がもたらされていた。
別件で執行猶予中だった容疑者親子は、今月19日にフランクフルト南部のグロースゲーラウ︵Gross-Gerau︶にあるスーパーマーケットの駐車場で逮捕された。当局は容疑者の自宅など8か所を家宅捜索し、﹁複数のデータ記憶装置﹂を押収。有罪が確定すれば、最長で禁錮5年が科されると述べた。
シューマッハ家は先月、人工知能︵AI︶を使って同氏の偽インタビューを作成した独タブロイド誌との訴訟に勝訴した。(c)AFP